ファンデーションでも隠せないシミ、そろそろシミ取りレーザー治療気になりますよね・・・？
そんな方のためにシミ取りレーザー治療の種類や効能、するべき人はどんな人かどうかをご紹介していきます。
特に、今目にすることの多い、ピコレーザーについて特に細かくチェックしたので、是非チェックしてみてください。
シミ取りレーザー治療ってどんなものがあるの？
シミ取りレーザー治療には、主に以下のような種類があります。これらのレーザーはシミの種類や深さ、肌のタイプ、治療後のダウンタイム（回復期間）などに応じて選択されます。
- Qスイッチレーザー:
- QスイッチアレキサンドライトレーザーやQスイッチNd:YAGレーザーなどがあります。
- 短いパルス幅で高エネルギーの光を照射し、メラニンに特化して作用します。
- しみのみを的確に破壊し、周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えることができます。
- 治療後の回復は比較的早いですが、しみの種類や深さによっては複数回の治療が必要な場合もあります。
- ピコレーザー:
- ピコセカンドレーザーとも呼ばれ、非常に短いパルス幅を持つレーザーです。
- シミやタトゥーの除去に効果が高く、特に色素沈着が深い場合や細かいシミに有効です。
- 周囲の組織へのダメージが少ないため、治療後の赤みや腫れが少なく、回復が早いとされています。
- フラクショナルレーザー:
- 肌の一部に微細な傷を作り、自然治癒力を促進させることでシミを薄くします。
- 色素沈着だけでなく、肌質の改善や小じわの減少にも効果が期待できます。
- フラクショナルCO2レーザーやエルビウムレーザーなどがあります。
- IPL（強力パルス光）:
- IPL治療はレーザーではありませんが、レーザー治療と並んでよく用いられる光治療です。
- スペクトル範囲が広い光を利用して、しみや赤み、くすみなど複数の肌の問題に対応します。
これらのレーザー治療は、皮膚の種類、シミの深さや種類、希望する効果やダウンタイムなどに応じて選択されます。治療を受ける前には、専門の医師に相談し、自分の肌の状態や健康状態に適した治療法を選ぶことが重要です。また、レーザー治療後は紫外線対策を徹底することが大切です。治療後の肌は特に敏感になっているため、シミの再発や新たな肌トラブルを防ぐために、日焼け止めの使用や適切なスキンケアが推奨されます。
ピコレーザーはどんな人に向いているの？
ピコレーザーは、タトゥー除去や肌の色素沈着の改善など、様々な皮膚の問題に対して効果的なレーザー治療です。特に以下のような条件を持つ人に適しています：
- タトゥー除去を希望する人：
- ピコレーザーは従来のレーザーよりも高速で、より小さな粒子にインクを分解できるため、タトゥーの除去に効果的です。色の濃いタトゥーや、従来のレーザー治療が効きにくい青や緑のインクにも有効です。
- 色素沈着の改善を望む人：
- シミ、そばかす、日焼けによる色素沈着などが改善対象です。ピコレーザーは、特に深い層の色素沈着や難治性の色素異常に対しても効果を示すことがあります。
- 肌質の改善を望む人：
- ピコレーザーは肌の表面を滑らかにし、毛穴の縮小、肌の若返り、テクスチャの改善にも役立つことがあります。
- アクネ痕の治療を希望する人：
- アクネ痕に対しても、皮膚の再生を促進し改善する効果が期待できます。
- 敏感肌でない人：
- 敏感肌の人は、ピコレーザー治療による刺激が肌に合わない可能性があります。事前に専門医と相談することが重要です。
ただし、ピコレーザーが全ての人に適しているわけではありません。以下のようなケースでは注意が必要です：
- 妊娠中の女性：治療の安全性が確立されていないため、一般的には避けられます。
- 特定の皮膚疾患や健康状態を有する人：アトピー性皮膚炎やケロイド体質の人、光過敏症など、特定の状態がある場合は事前に医師と相談が必要です。
治療を受ける際は、資格を持つ専門医のいる信頼できるクリニックを選ぶこと、そして施術前に必ずカウンセリングを受けることが重要です。また、個人の肌の状態や健康状態、治療後のケア方法についても詳しく説明を受けて、適切な判断をするようにしてください。
ピコレーザーの種類
ピコレーザーを使用する際の施術方法にはいくつかの異なるアプローチがあり、それぞれが特定の皮膚の問題や目的に適しています。ここでは「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」という三つの異なるピコレーザーの施術法について、それぞれの効果と違いについて説明します。
ピコスポット
- 目的: 主にシミやそばかす、色素沈着の局所的な治療に使われます。
- 方法: 高エネルギーのレーザー光を特定の色素に集中的に当てることで、局所的な色素の分解を促します。
- 効果: シミやそばかすなどの特定の色素沈着部分をターゲットにすることができ、治療後は徐々にその部分の色素が薄くなります。
ピコトーニング
- 目的: 肌の全体的なトーンアップや質感の改善、細かいシミの治療に用いられます。
- 方法: 比較的低エネルギーで広範囲にレーザー光を照射し、肌の再生を促進します。
- 効果: 肌全体の明るさを向上させたり、肌のトーンを均一にする効果があります。また、細かいシミやくすみの改善、毛穴の引き締めにも有効です。
ピコフラクショナル
- 目的: 肌の質感の改善、細かいしわや肌のたるみ、アクネ痕などの改善に使用されます。
- 方法: フラクショナル（分割）されたレーザー光を用いて肌に微細なダメージを与え、肌の自然な再生プロセスとコラーゲン生成を促します。
- 効果: 肌の質感を整え、しわやたるみ、アクネ痕の改善に寄与します。また、全体的な肌の若返り効果が期待できます。
まとめ
これらの違いは、主にレーザーの照射方法とエネルギーレベルにあります。ピコスポットはより局所的な問題に焦点を当て、ピコトーニングは全体的な肌質の改善に、そしてピコフラクショナルはより深い皮膚層の改善や再生を目的としています。治療を選ぶ際には、自分の肌の悩みや目指す効果に合わせて適切な方法を選ぶことが重要です。また、施術前には皮膚科専門医や美容皮膚科の医師に相談し、自分の肌の状態や治療のリスクについて十分に理解した上で進めることをお勧めします。
